名刺はモノクロ?フルカラー?
名刺は自分の代わりに自分自身をアピールしてくれます。そのため社会人にとってコミュニケーションに必要なマストアイテムです。ビジネス上はじめて会った相手のことを知ろうとした場合、まず話題をもらった名刺から得ようとします。最近では、シンプルに名前や連絡先だけを記載した名刺以外にも、ロゴやイラスト、キャッチフレーズなどを散りばめたユニークな名刺を作成する人も少なくありません。相手にしっかりと印象付けるためにも、デザインやカラーにこだわった名刺を用意しましょう。
名刺を発注するときには、モノクロ印刷とフルカラー印刷を選ぶことができます。一昔前は、カラー印刷が高かったこともありモノクロの名刺が多かったですが、近年価格が手ごろになってきたこともあってフルカラーの名刺が多くなりました。また華やかで印象的な名刺を作りたいときには、やはりフルカラー印刷が外せません。台紙のベースカラーや文字色などに企業のテーマカラーを利用してみると、「あの会社の○○さん」と一目見て分かる、存在感のある名刺を作ることもできます。モノクロ名刺にまぎれ、カードケースの中で見失ってしまう心配もありません。それでもコストが気になるというときには、片面フルカラーを利用することで、コスト軽減ができます。
予算が許すのであれば両面フルカラー印刷で名刺を作ったほうがメリットは大きいです。名刺の目的の第一は、相手に自分のことをよく知ってもらうということではないでしょうか。なので限られたサイズの名刺を使い、少しでも多くのことを知ってもらうためには、片面だけに情報を詰め込むのではなく、両面を賢く利用すべきです。
例えば、表面には名前や連絡先といった基本的な情報を記載し、裏面を使ってこれまでの実績をアピールするというのもいいでしょう。建築・建設関係の仕事をしている人なら携わった案件の写真を載せることで、話題作りにもつながります。美容師やデザイン関係なら手がけたスタイル・作品の写真。医師や飲食店経営など個人の店舗・職場を保有している場合は外観・内観の写真というように、仕事について具体的にイメージできる写真を利用することもおすすめです。
「せっかくフルカラー印刷を利用しても、デザインに自信がない」という人は、デザインテンプレートを活用しましょう。名刺のデザインテンプレートは、名刺発注サービスを行う業者で用意されているほか、インターネット上でも配布されています。テンプレートに合わせて個人の情報を入力していくことで、おしゃれなオリジナル名刺が誰でも簡単に作成できます。
名刺は一度作るとなかなか見直す機会がないものです。仕事をはじめたばかりの頃に作って以来、レイアウトに手を加えていないという場合、取り急ぎモノクロ印刷で簡単に作ったものを、しばらく使い続けているという場合もあるのではないでしょうか。名刺をきっかけに新たな仕事が舞い込んだり、豊かな人脈ができたりと、さまざまな効果がもたらされます。今一度、自分の名刺を見直してみませんか?